というわけで、私はこれまで、アニサキスで大騒ぎした人たちを馬鹿にしたことを今となっては後悔し、反省しているわけです。
今後のために、私のアニサキス体験を記録しておこうと思います。
何かの機会に、みなさまのお役に立てば光栄です。
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そもそも、異変に気づいたのは午後9時半くらいでした。
胃が痛い。
あまり感じたことのない、1箇所がギューっと締め付けられるような痛みでした。
最初の痛みを感じてから数分後、猛烈に痛んできました。
それと同時に、猛烈な吐き気が襲ってきて、私はトイレに駆け込みました。
これまで、何度となく嘔吐の経験はありますが、吐き気→嘔吐の最速記録ではないでしょうか。
胃痛→吐き気→嘔吐 このバリューセットが短時間でやってきました。
後日書こうと思っていますが、実は私、1ヶ月位前に「カンピロバクター」というバクテリアの食中毒もやっておりまして、この時点で「ああ、また何かに当たったな」と思ったわけです。
ということは、このあと、下痢が来るな、と。覚悟しました。
ところが、来ない。
胃の痛みは絶賛継続中。
でも、いっこうにお腹は下らない。
・・・おかしい。
吐き気も、最初の1回だけ。
・・・おかしい。
食中毒ではないのかな、と思いながらPCで作業をしておりましたら、我慢できる程度の痛みにまで落ち着いてきました。
ああ、昨日いろいろ食べ過ぎたし、ストレス性の胃痛かもしれない、なんて思っていると、またまた激痛の波が。
この時点で夜の12時。
人間、困ると何でも試したくなるものです。
牛乳を飲んでみました(笑)。
あれ?痛くないぞ?
牛乳で嘘のように、痛みが消えたのです。
よし、いまのうちに寝よう、と布団に入ったのが午前1時。
布団の中で、痛いなあ、なんだろうなあとモゾモゾしているとき。
今日、何食べたっけ?ともう一度考えたのです。
・・・晩ごはん、お寿司でした。
ずっと勉強していた資格試験が終わり、実家に帰ったんですが、じゃあせっかくだからお寿司でもという話になって。
俺だけシメサバ食べたよなー(遠い目)。
これって、アニサキスじゃね?
急いでスマホで検索しました。
国立感染症研究所がこう教えてくれました。
” 魚介類の生食後数時間して,激しい上腹部痛,悪心,嘔吐をもって発症するのが胃アニサキス症の特徴で,人体症例の大半がこの症状を呈する(劇症型胃アニサキス症).
はい、これじゃーん。
もっと早く気付けよなー。
それと同時に、これまでとはレベルの違う痛みが襲ってきました。
これはまずい。
冷や汗が流れます。
どう対処すればいいんだ?
必死でスマホを見ます。
そこに書いてあったのは、
” 放置しても人間の体内ではアニサキスは生きられないので、4、5日で痛みは消えます(朝日新聞デジタル)”
おい待て。
この痛みが4,5日って。
簡単に言うんじゃねーよ!(→ここで、私は過去の自分を猛烈に反省した)
絶対無理。
耐えられない。
この時点で、私は病院に行くことを決めたのでした。
そのとき、午前2時。
つづく
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