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元気の押し売りはいたしません

新取手駅から徒歩10分、健康回復・機能維持・介護予防のみうらマッサージ治療院、よう院長です。


施術中に患者さんといろいろなお話をします。


これまで、どんな施術所に行っていたかとか、なんでうちに来てくれたのかとか、そういうことも。


高齢の方から時々うかがうのは、

「前に通っていたところが、うるさくて」

というお話です。



体がつらくて行っているのに、玄関を開けた瞬間に

「こんにちはー!」

という大きな声が飛んでくる。


元気なときなら、嬉しくなるかもしれないけど、元気じゃないからそういうのも疲れちゃう。


施術中には、なんだかガチャガチャした感じのBGMが流れていて、隣のベッドの会話が否応なしに聞こえてくる。


スタッフさんたちはみんな一生懸命なんだけど、その一生懸命さが負担になるのよねー、なんていうお話をよく聞きます。


若いスタッフが大勢在籍している施術所では、自然とそういう雰囲気になるのでしょう。


それに、治療院向けのブログやセミナーでも、こういうことを言われるんです。



 

「みなさんのところに来られるお客さんたちは、疲れていたり、弱っていたり、元気じゃない方々です。」


「ですから、みなさんが元気な顔を見せてあげないと、よけい元気がなくなってしまいます」


「最初のあいさつから、元気にお声掛けをしましょう!」


「院の雰囲気が暗くて、活気が無いと、お客さんも元気になりません!」


 

たしかにそうなんです。


でも、元気で明るいということと、うるさいということは似ていて違います。


大きな声で挨拶をすれば元気なのか。


楽しい会話が飛び交っていれば、元気なのか。


私は違うと思います。


あくまでも、相手に合わせてこその明るさや元気であって、最初にお顔を拝見したときの表情や態度で、どう迎え入れるかを決めるべきでしょう。


先日お見えの方は、こうおっしゃっていました。


「もうね、声が大きくて、居酒屋かと思ったわよ」



若いスタッフは一生懸命だから、店長に言われたとおり、一生懸命元気を出すんでしょう。


当然、悪気はないんです。


でも、それを受け入れられない患者さんもいるわけで。





どういう接客をするかは、その施術所の方針でいいと思います。


患者さんはそれも込みで、どこに通うかを決めるわけですから。


賑やかな雰囲気が好きな方もいらっしゃいますし。




当院は、大声で挨拶したり、無理やり励ましたり、そういうことはしません。


要するに、元気の押し売りはしない、ということです。



動けない人の手を無理やり引っ張るのではなく、寄り添って手を貸すところから始めるのが、当院の姿勢です。


静かな環境で、落ち着いた雰囲気で、疲れを癒やして、元気になっていただく。


みうらマッサージ治療院は、そういう治療院です。



うるさいのがお嫌いな方、落ち着いて治療を受けたい方、お待ちしています。

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