私がハンドセラピーを始めた理由
更新日:2020年1月31日
最近、SNSなどの投稿が、イベントやセミナー関連ばかりになっており、「ちゃんとマッサージやってるの?」とご心配いただくことがありますが、大丈夫、ちゃんとやってます(^^)。
さて、私はABCハンドセラピスト認定講座という資格セミナーを、治療院の定休日に開催しています。
おかげさまで、たくさんのお問い合わせを頂いております。
時々、受講生の方から、
「先生はなんでハンドセラピーをやろうと思ったんですか?」
と、尋ねられることがあります。 ハンドセラピー、ハンドマッサージは、女性とかアロマのイメージが強いからでしょうか。
このことについて、ブログをご覧の方にもお伝えしようと思い、PCに向かっています。
けっこう長文ですので、興味とお時間がある方だけお付き合いください。
私はあん摩マッサージ指圧師という国家資格を持つマッサージ師です。 この資格を取るためには、3年間学校に通い、年に一度の国家試験に合格しなければなりません。
その学校に通っていた頃のお話です。
午前中は学校に通い、理論の授業や手技実技の勉強をしました。 午後は、病院やリラクゼーションのお店で働いていました。
学校と仕事のすき間の時間は、学校に残って自習したり、勉強が苦手な若い人たちに、自分が得意な分野を教えたりしていました。
同級生の生活はみな同じようなパターンで、午後はみんな仕事にいきます。みんな、それぞれ疲れていました。
マッサージの学校ですから、疲れている人にマッサージしてあげるのは習慣のようなものでした。
ある日、女性の同級生が、「どこか疲れているところはないですか?いつも教えて頂いてるから、マッサージしますよ(^^)」と声をかけてくれました。
その時、仕事のせいで、とても手が疲れていて、じゃあ手をお願いしますと答えました。
すると彼女は少し考えて、「じゃあ準備が必要だから、明日でもいいですか?」と言いました。
ハンドマッサージを受けたことのなかった私は、何の準備が必要かも知らず、次の日、彼女の施術を受けました。
彼女はマッサージ用のオイルと肌触りの良いタオルを用意していました。
じゃあお願いします、と手を彼女に委ね、マッサージが始まると、それまで経験したことのないリラックス感がやってきました。
私は力を抜くのが下手な人間です。 人にはリラックスしろと言いながら、自分はできないタイプです(笑)。
それが、力が抜けていくのが自覚できるほど、リラックスしたのです。