介護予防とマッサージ師
現在、当院を利用してくださる患者様の多くが60代以上の方です。
施術中に、いろいろなお話をしますが、やはりみなさんの興味が高いのは、ご自分の健康維持。
それから、ご家族の健康。
高齢なおじいさま、おばあさまがいらっしゃる方は、本当に心配されています。
特に、認知症予防や寝たきりにならないための対策。
これが圧倒的に興味関心の的ですね。
あ、もちろん芸能情報とか、世間を騒がせる事件とか、そういう話題もありますけど、そういうのは除いておいて。
どうやって健康に老いていくか。
これが、みなさんの課題になっています。
つまり、みなさん「介護予防」に興味がお有りだということです。
みうらマッサージ治療院では、施術中に、次のようなことについて、逐一患者様にお伝えしています。
・筋力の低下や左右差
・関節可動域制限(関節が動きにくくなっている)や、その左右差
・むくみや硬結(しこり)の存在
これらは、放置すると転倒の原因になったり、あるいは重篤な病気のシグナルである可能性もあります。
まず、ご自分の体のことを知っていただくこと。
知らぬ間に動かなくなっている部位を把握すること。
そして、それにどう対処していくかを一緒に考えること。
これらは、患者様の体に触れるからこそできる仕事だと思っています。
最近は、患者の体に触れないお医者様も増えていると聞きます。PCのモニターを見たまま、問診しながらキーを叩く若いドクターも多いです。
しかし私達マッサージ師は、体に触れてナンボの職業です。
触れるからわかることがたくさんあるんです。
それをお伝えして、一緒に考えることは、ごく当然のことですし、しなくてはならないことだと思っています。
つまり、介護予防に関して、マッサージ師が貢献できることは少なくないと私は考えています。
これまでマッサージに縁がなかった方も、こういう視点で一度来院されてみてはいかがでしょうか?
「先生に言われて初めて、自分の体のバランスが崩れていることがわかった」とか、
「なんとなくわかっていたけど、やっぱりそうだったんですね」とか、
「どこを鍛えたらいいかわかったから良かった」とか、
みなさんそうおっしゃいます。
体のチェックと、自分の課題を見つけるためのマッサージ、という新しい視点を、みうらマッサージ治療院は提案していきます。
ぜひ一度、ご来院ください。