違和感を大切にする
- みうらマッサージ治療院 よう院長

- 2月4日
- 読了時間: 3分

こんにちは(^^)。
茨城県取手市のみうらマッサージ治療院、院長です。
写真は私の右手です。 この仕事に就いてから、右手がゴツくなりました。
親指の付け根の部分=母指球が発達し、親指が太くなりました。
手のひらも厚くなりました。
感覚は鋭くなったと思います。
指先が敏感です。
毎日、お客様の身体に触れ、押したり揉んだりしていたら、それに適した形に変化したのでしょうね。
長く務めているマッサージ師さんは、指が変形している方も多いです。
私はまだ変形には至っていません。
怠けているんでしょうか(笑)。
さて、今回のテーマは、「違和感を大切にする」というお話です。
私の仕事は、お客様のお悩みをうかがい、お体に触れ、そのお悩みを指圧やマッサージで改善することです。
お客様の言葉で伝えられたお悩みを、身体の変化・異常として、指先で捉えなければいけません。
ボーっとして触れていたら、その変化や異常を見落としてしまいます。
ほんの少しの違和感を、きちんと捉えることが大切です。
そして、違和感を見つけるためには、正常な身体を知っていなければいけません。
つまり、私達施術家は、正常な身体の感触と、異常が起きている身体の感触の療法を知っていることが必要なのです。
その違いを、指先で「違和感」となって感じ取る。
そして、その違和感を解消するための手技を、頭の中でデザインし、施術する、それが私の仕事です。
もうひとつ、大切な違和感があります。
それは、同じお客様の、同じ部位で生じる違和感です。
「あれ?こんなに硬かった?」
「あれ?こんなに左右差あった?」
「今日はずいぶん体が熱いな」
「関節が動かなくなってるぞ」
こういう違和感は、同じお客様を継続して担当しているからこそ、わかるものです。
特に高齢者の方は、少しの生活の変化が身体に表れやすいように思います。
そして、ご本人は気づいていないことも多いです。
この場合、できるだけその変化を、ご本人にお伝えするようにしています。
何年も前に、こういうことがありました。
定期通院されている、あるお客様がお見えになりました。
最初の聞き取りで、私は違和感を覚えました。
いつもより、言葉が聞き取りにくかったのです。
舌がもつれているような印象でした。
しかし、それを感じたのは最初だけで、すぐに気にならなくなりました。
私はそのまま施術を行い、お客様はお帰りになられました。
その2日後、お客様は脳梗塞で倒れられたのです。
その話を聞いたとき、私はあのときの違和感が脳梗塞の前兆を示していたのではないかと気づきました。
あのとき、それをお伝えしていたら、ひょっとするとお客様は発症前に病院に行くことができたかもしれません。
それから私は、ほんの少しでも、違和感を大切にすることを心がけるようになりました。
そして、それをお伝えするようになりました。
皆さまも、ご自身の身体に生じた違和感、大切にしてくださいね。
そして、気になったら、ぜひ(当院でなくてもいいので)専門家にご相談くださいね。
なんだかまとまらない話になりましたが、今回はこれにて。
ではまた(^^)。





コメント